短い時間で出来るだけ多くのことを進めるために、タスクのスケジューリングをする人は多い。スピード感を持って着実に仕事を進めるためには、必須のスキルである。
一方で、スケジュールした通りに作業が進んでいないとき、ダメな自分を責めてしまってはいないだろうか。
なぜ達成できなかったのかを振り返るときに、自分に能力が無いからだと思い込むこともあるだろう。やろうと思っていたことなのに手を付けられていないため、自分を情けなく感じてしまうこともあると思う。
しかし、能力に問題があると感じるのは間違いである。時間が足りなかったのが理由かもしれない、と考えてみてはどうだろうか。1日のうちにやろうと思っていることに割ける時間は案外少ないものである。なので、どれぐらいの時間を使えているか調べてみるのがいいだろう。これが、時間管理の第一歩となるライフハックになるだろう。
1日~1週間の過ごし方を逐一記録に残しておくと、どのように時間を使っているのかが可視化できる。打ち合わせや電話対応、移動時間を考慮すると、タスクに割ける時間は3時間も無いかもしれない。当初立てていたスケジュールでは無理だった、ということが分かるだろう。1つのタスクに割り当てた予定時間と、実際に掛かった時間を比べたら、食い違いがあることもあるだろう。
1つの作業に掛かる時間の目安が分かれば、次にスケジュールを立てるときに予測がつきやすくなる。その結果、予定と実績の差が縮まっていけば、無能感や気分の落ち込みに悩まされることもなくなるだろう。