ライフハックとは、アメリカのテクニカルライター・ダニーオブライエンが2004年に考案した言葉である。
本来は、ハッカーがコンピューターやシステムを使って仕事を効率よく進めるためのテクニックや工夫のことを指していたが、現在ではその意味が広がり、仕事全般において効率よく作業を進めていくための「仕事術」として用いられるようになった。
基本的には、従来の作業の中にちょっとした工夫を加えることで効率化や生産性を高めるというのが、ライフハックの王道のスタイルである。
代表的なものとしては、パソコン作業におけるタイピングのスピードアップというものがある。タイピングを練習し、そのスピードが上がれば作業時間が短縮し、その分の時間を他の業務や休憩にあてられるのだ。ショートカットキーを上手く利用することも同様の効果が得られるため、時間短縮には最適である。
タイマーを使い、時間を例えば10分間ほどに設定し、その間はひたすら集中して仕事をする。これは集中力には限りがあるため、最初から時間を設定することで集中力を維持するための工夫である。
細かいところでは、エレベーターに乗り込んだ際、最初に行先の階数ボタンではなく、「閉」のボタンを押すというものがある。「閉」のボタンを押し、ドアが閉まリだしたときに階数ボタンを押せば、最初に階数ボタンを押すよりも僅かだが時間短縮が出来るのだ。
このようにライフハックとは、現代人が日々の生活から生み出した「生活の知恵」なのである。他にも、こちらのサイト「ライフハック活用術」を見ると色々な生活の知恵が載っているのでおすすめだ。