ライフ(Life)は生活、ハック(hack)は上手くやり抜くの意味がある。ライフハックは、効率を高めることで生産性を上げ、人生の質を高めるための工夫を意味する。
ネットが普及するまでは、買い物をするにも現地へ足を運び、値段の比較をする為には数か所出向く必要があった。しかし、ネットがあれば自宅に居て必要なものを揃えることが出来るだけでなく、比較サイトを利用すれば一瞬で最もお得な商品を探すことが可能となる。
また、地方にいると教育や医療に不安を感じることが多かったが、通信教育を使えば地元に残って大学まで卒業することが出来、過疎化を食い止めることにも繋がる。手術支援ロボットの登場により医療格差は是正され、地方に居ても高度な治療を受けることが出来るようになった。
リップでハックするなど、ハックは日本人でも日常的に会話で使うほど浸透しているが、ハックは別名hacking(ハッキング)であることを忘れてはならない。ハックは便利に使われているが、ハッキングになると警戒するようにライフハックは万能でないことを知っておく必要がある。
便利になると労力を抑えることが出来るが、その代わりに体力低下や雇用を奪うことにもなるので、物事には必ずメリットと同じだけのデメリットが生じる。ハックは単にモノを融合するのではなく、真の創意工夫がなくては後世に残す価値がなく、不要なものは時間が過ぎれば淘汰される。
生活の知恵があれば楽に暮らすことが出来ても、楽が楽しいとならなければ社会に普及することはなく、ライフハックとしての価値は半減してしまう。